美和のアート研究室

「好き」で満たされた毎日を。

圧倒的な画力!【感想】「ターナー 風景の詩」展@京都文化博物館

こんにちは、美和です。

 

京都の地下鉄烏丸御池駅から徒歩数分の京都文化博物館へ、ターナー展を観に行ってきました!

f:id:s_emi:20180307132535j:plainturner2018.com

 

ターナーって?

ターナーとは、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775~1851年)といってイギリスの画家です。とか偉そうに言っていますが、わたしはターナーがどんな人物でどんな絵を描いてきたのか全然知りませんでした(爆)

 

 ロンドンで生まれたターナーは、学校教育はほとんど受けなかったようですが、13歳の時に風景画家のもとに弟子入り。その後、ロイヤル・アカデミーの美術学校に入り、27歳でロイヤル・アカデミーの正会員になりました。

 

ん?すごそうだけどいまいちよくわからん。

 

ロイヤル・アカデミーとはなんぞや。

 イギリスの王立美術院で、1768年に諸美術の振興を目的として設立され、毎年展覧会を開催し、美術学校を運営。

 

もう少し詳しくいうと、1768年当時の国王ジョージ3世の庇護のもと画家や彫刻家、建築家、版画家などを育成する組織として設立されました。国をあげて自国の美術や文化を強化していったんでしょう。政治的にもそれが必要だったのかもしれませんね。

 

芸術家を目指す学生たちに無償の教育を施す機関として設立されるとともに、年に1度、展覧会を開催し、そこに出品して芸術家としての技量を認められたものはアカデミーの会員となることができたということです。

 

つまり、ロイヤルアカデミーの正会員になる、ということは、国が認めた芸術家ですよってことですよね。そりゃすごいですよね。国に認められてんだから。箔が付きます。

 

でも、こんなにぐにゃぐにゃ言わなくてもターナーが小さいころから才能を開花させていたのがすぐわかる作品があります↓

ターナー17歳に描いた作品

 クリックすれば「マームズベリー修道院」という作品が見れます。これ10代で描いてるんですよねぇ(;゚Д゚)えぇ?って感じです。わたしの10代とか図画工作の時間に創造性のかけらもないものつくってた……いや、図画工作と比べたらあかんあかん。

 

 

風景画家に弟子入りしていることからもわかりますが、ターナーは風景画を描く画家です。展覧会では端正な風景画が延々と繰り広げられます。覚悟しましょう。笑

 

展示構成

  1. 地誌的風景画
  2. 海景ー海洋国家に生きて
  3. イタリアー古代への憧れ
  4. 山岳ーあらたな景観美を探して

延々と風景画が続きます。笑

わたしは個人的に疲れました。いや、ターナーの絵はすごいんですけどね(汗)

絵を数枚載せて説明しようと思ったんですが、気力がなくなったのでやめます(←オイ)公式サイトで作品をいくつかみることができるのでそちらを見てください(丸投げ!)

いや、ターナーはすごいんですけどね…たぶんわたしがそんなに風景画好きじゃないんやと思いますね(;´∀`)

ターナーの魅力

 そんだけ言っといて、ターナーの魅力を語ろうとするかって感じですが…

素人目線のターナーの魅力とは、、、

 

まずは、デッサン力といいますか、すごく緻密に描くところですかね。初期の作品は、その傾向がより強かったと思います(うろ覚え)。「写実的」といえばそうなんですけど、ターナーはバリバリの写実とは違うようにわたしは思うんですね。写実を基本としながらも、どこか情緒があるていうか物語があるような感じ。

 

で、その物語性を感じさせるのに一役買っているのが、ターナーの水彩の技術だと思います。この水彩画の技術はすごいと思いましたよ。空を流れる雲の表情とか、その場所の風情をうまく表現されてました。

例のごとく、作品が見たい場合は公式サイトでお確かめください(再び丸投げ)

わたし個人的には絵の具にいい思い出ないんですよね~(-_-)「絵の具」とか言ってる時点で絵心のなさがダダ洩れしてますが。小学生のときに、絵の下書きまでは自分でもなかなかええんちゃう?てとこまでいけるんですけど、一度絵の具を塗ったらなんかもう台無しになって、げんなりするんですよね。あのげんなり感今でもリアルに思い出せるわー、、、

だからこそ、水彩をあんな巧みに操れるってほんとすごいとしか言えない…

 

最初のころのターナーは、結構写実的なのですが、だんだんそうでもなくなってくる作品もあって、近くで見るとなんだこりゃみたいな感じで、少し遠くから離れて見ないと何を描こうとしているのかわからない絵もありました。

f:id:s_emi:20180307132119j:plain

出典:http://mc-jpn.com/archives/8880

こんな感じのやつとか。(展覧会で観たのは別の作品) 遠くから見ると景色が浮かび上がってくるのがおもしろいですね。

京都文化博物館

ターナー展は、東京や郡山(福島)にも巡回するようですが、京都では京都文化博物館で展覧会が行われました!

京都文化博物館は結構ステキな博物館なんですよ(*'▽')

三条通に面している京都文化博物館別館は、旧日本銀行京都支店の名残が感じられます。洋館みたいでホントに素敵なんですよ。写真撮るの忘れたけど(;゚Д゚)

それに、金庫室が今は喫茶店になってるんです♡(入ったことないけど)扉がほんとに金庫の扉みたいなんですよ。写真撮るの忘れたら全然説得力ないですね。笑

 

ものすごく投げやり感満載な記事になってしまいました(苦笑)すみません(´Д⊂ヽ

 

おしまい